「太陽光発電設備取得」「アゼルバイジャン」

■「太陽光発電設備取得」

皆様、おはようございます。

8月に入り、暑い日々が続いております。皆様におかれましては、くれぐれもご自愛ください。

先週7月31日(金)、当社は、太陽光発電設備の取得を決定した旨のリリースを行いました。

このプロジェクトは、当社が、子会社である株式会社トラストコーポレーション(以下「トラスト社」)を通じて、開発および部材調達・施工管理を一括して担っていたものです。

当初は、広島を拠点とし、当社が優良企業グループとして高く評価しているマリモグループの一員である株式会社マリモライフ(所在地:広島市西区庚午北一丁目17番23号、代表取締役 吉尾龍介、以下「マリモライフ社」といいます。)を通じて、最終的な事業主である株式会社海帆の連結子会社、KRエナジー1号合同会社(所在地:東京都港区虎ノ門一丁目16 番16 号、代表社員 KRエナジーホールディングス一般社団法人 職務執行者 熊谷和久、以下「KR社」といいます。)へ、売買契約に基づき引き渡す計画で進められておりました。

しかしながら、KR社からマリモライフ社への売買代金については、その一部が支払われたものの、残額の支払いが行われない状況が続きました。

なお、支払われた一部の資金については、取引先であるマリモライフ社の保護を目的として、トラスト社がKR社へ4,400万円を貸し付けたことにより支払われたものです。

その後も、KR社からトラスト社への弁済及びマリモライフ社に対する残額の支払いが行われなかったことから、マリモライフ社は、KR社の債務不履行に基づき、やむを得ず本件売買契約を解除いたしました。

これに伴い、対象となる太陽光発電設備を当社グループで取得するスキームについて、当社、トラスト社及びマリモライフ社の間で合意に至ったものです。

現在、対象設備のうち14件については、施工及び電力会社との連系が完了し、正常に発電・稼働しております。

これらの設備については、KR社により、アマゾンデータサービスジャパン向けバーチャルPPAを通じた売電が開始されておりました。取得後は、必要に応じて関係各所との協議を速やかに進め、適正な運用に努めてまいります。

当該設備は、トラスト社が部材調達から施工管理まで一貫して手掛けており、設備の仕様及び品質を十分に把握している優良資産です。

当該設備については、自社保有化により、当初予定していた一過性の請負利益を得る事業モデルから、安定的な売電収入による長期的なストック収益を得る事業モデルへ転換することとなります。

一方、当社グループ全体としては、案件の内容や事業環境に応じて、設備の開発・販売による収益と、自社保有による継続的な売電収入の双方を柔軟に組み合わせていく方針です。

本件が2027年3月期の連結業績に与える影響については、現在精査中です。また、トラスト社では、複数の太陽光発電関連プロジェクトを推進しております。

今回の設備取得は、今後の当社グループにおける再生可能エネルギー事業の基盤強化に大きく寄与するものと考えております。

■「アゼルバイジャン」

同じく先週7月31日(金)、UNIFY AZE MMC(以下「UNIFY AZE」といいます。)がアゼルバイジャン共和国シェキ地区で計画している、たばこ葉を中心とした農作物の栽培・加工・販売事業に必要な資金を貸し付ける旨のリリースを行いました。

たばこ葉の栽培・加工は、アゼルバイジャン共和国政府が、非資源分野の産業育成における重点分野として位置付けている分野です。

同国は葉たばこの多くを輸入に依存していることから、国内生産の拡大に向けた政策的な支援を講じています。

本件プロジェクトの対象となる農地は、アゼルバイジャン共和国シェキ地区のキシ村、ゴクムグ村及びバルタル村に所在する合計579.71ヘクタールの農業用地です。このうち、約240ヘクタールが既に開墾されています。

これらの農地には、各自治体を権利者として、2067年から2068年にかけて満了する長期の賃借権が設定されています。

UNIFY AZE は、当該農地に係る権利並びに倉庫、農業機械等の関連資産を保有し、たばこ葉を中心とした農作物の栽培、収穫後の乾燥・選別等の加工及び欧州向けを中心とした輸出販売を行う計画です。

当社は、今回の資金貸付を通じて本件事業に参画し、現地関係者とともにプロジェクトを推進してまいります。

海外における農業事業には、天候、為替相場、現地の法令や政策の変更など、さまざまな不確実性があります。そのため、貸付実行後は、UNIFY AZEから定期的に財務情報及び事業の進捗報告を受け、事業の状況及び貸付金の回収可能性を継続的に確認してまいります。

本件を通じて、海外における農業関連投資の知見を蓄積するとともに、当社の投資領域の多様化及び中長期的な収益基盤の拡充につなげていきたいと考えております。

このプロジェクトにつきましても、進捗があり次第、皆様に順次ご報告いたします。

私自身も、このプロジェクトをきっかけにアゼルバイジャン共和国について知る中で、その歴史、文化、産業などに大変興味を持つようになりました。さらに、新たな事業の可能性についても模索していきたいと考えております。

奇しくも、現在放送中の堺雅人さん主演のテレビドラマ「VIVANT」第2シーズンでは、アゼルバイジャンが主要なロケ地の一つとなっています。ドラマを通じて同国に関心を持たれている方も多いのではないでしょうか。

アゼルバイジャン共和国については、まだあまりご存じない方もいらっしゃると思いますので、現在、同国について紹介するフク先生とキタパによる解説動画を制作しております。近日中に公開する予定ですので、ぜひご覧ください。

今回お伝えした太陽光発電設備に関する取り組みや、アゼルバイジャンにおける農業関連投資をはじめ、当社グループが進めてきた事業が、一つずつ具体的な形になってきています。

今後も、それぞれの事業を着実に前へ進め、その進捗を皆様にお伝えしてまいります。

皆様、引き続き、ご支援とご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

北浜キャピタルパートナーズ株式会社
代表取締役会長兼CEO   前 田 健 晴