皆様、おはようございます。
昨日の会長レポートでは、平岡社長と児玉副社長がマレーシアを訪問し、現地の事業者との間で、マレーシアにおけるAIデータセンター事業の可能性について協議を行ってきたことをお伝えいたしました。
その後、もう少し詳しく知りたいとのお声を多くいただきましたので、平岡社長と相談し、先方から公表の了承を得た範囲で、平岡社長から追加のコメントをご紹介いたします。
【平岡社長コメント】
今回のマレーシアにおけるデータセンター事業については、マレーシア・ジョホール州ムアル(バンダル・マハラニ)に位置する、マレーシア初の関税免除型エネルギー・フリーポート「Maharani Freeport」での事業を協議しています。
協議している先は、Maharani Energy Gateway Sdn. Bhd.(略称:MEG)です。
MEGは、エネルギー・港湾インフラ開発、海事サービス、石油・ガス取引などを手掛けています。株主構成は、K Energy Sdn. Bhd.が45%、ジョホール州スルタン・イブラヒム陛下(現マレーシア国王)が40%、執行会長のDaing氏が15%となっています。
MEGは、「Maharani Freeport」のマスターデベロッパーです。
「Maharani Freeport」は、マラッカ海峡沿いの戦略的な立地を活かし、エネルギー貿易及び海事サービスの国際的な拠点として整備が進められています。民間主導の事業でありながら、マレーシア連邦政府及びジョホール州政府から「国家戦略プロジェクト」として正式に承認されています。
「Maharani Freeport」プロジェクトの概要は、次のとおりです。
・総面積:約3,200エーカー(3つの人工島により構成)
・自然水深:24メートル超(VLCC〈超大型原油タンカー〉に対応可能)
・想定雇用創出:直接・間接合わせて約45,000人
・長期投資誘致目標:約1,440億マレーシアリンギット
・4つの中核要素:①エネルギーハブ、②深海港、③産業パーク(MFIP)、④金融ハブ
また、主要な事業領域として、次の分野が計画されています。
①石油・ガスの貯蔵、精製、ブレンディング及び生産
②LNG浮体式ターミナル、再ガス化及びBio-LNG施設
③Ship-to-Ship(STS)洋上荷役、バンカリング及び浮体式貯蔵
④グリーン水素・グリーンアンモニアの生産及び再生可能エネルギー
⑤造船・船舶修理及び海事エンジニアリングサービス
⑥データセンター、半導体製造及びEVサプライチェーン拠点
MEGは、コア事業領域の一つとして「エネルギーデータセンター(energy data centres)」を公式に掲げており、「Maharani Freeport」のマスタープランには「MEG’s Data Centre」が明示的に組み込まれています。
産業パーク(MFIP)内には、データセンター施設及び半導体製造拠点が併設される計画であり、エネルギー供給能力とデジタルインフラを一体的に提供する次世代型のハブを目指しています。
また、2025年11月29日の公式始動式典におけるアンワル首相の演説では、データセンターが、マスターデベロッパー及び主要事業者と並び、特別な税制優遇措置の対象となる事業分野として明記されました。このことからも、データセンター事業が「Maharani Freeport」における重要な戦略分野の一つとして位置付けられていることが分かります。
私たち北浜キャピタルパートナーズは、この「Maharani Freeport」内でのデータセンター事業を、MEGとともに進めていきたいと考えています。
なお、「Maharani Freeport」内で計画されているデータセンター事業については、2.1GWの電力が確保されていると、MEGから説明を受けています。


現地での打合せの様子
【平岡社長コメント、以上】
昨日もお伝えしましたが、現在、基本合意書の締結に向けて、具体的な条件について協議を重ねている段階であり、現時点で決定した事実はありません。
当社グループがこれまで進めてきたデータセンター事業の可能性を海外へ広げる取組の一つとして、引き続き、慎重かつ前向きに検討を進めてまいります。
今後、皆様にお伝えできる進展がありましたら、改めてご報告いたします。
引き続き、ご支援とご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
北浜キャピタルパートナーズ株式会社
代表取締役会長兼CEO 前 田 健 晴
