平岡社長メッセージⅡ

皆様、おはようございます。
本日は、昨日に続き、平岡社長からのメッセージをお届けします。

今回の台湾出張における最大の成果と言えるのが、世界有数のAIサーバー向け高効率電源(PSU)メーカーであるCompuware Technology Inc.(以下「Compuware」といいます。)との協議です。
当社がCompuwareから受けた説明によれば、同社は、Nebiusをはじめとする多くのAIクラウド事業者に、サーバー・データセンター向け製品を供給しています。
今回、両社は、アジア太平洋地域における戦略的パートナーシップの構築に向けて協議を行い、今後、協業範囲や条件等の具体化を進めることを確認しました。
正式な契約締結の際には、改めて皆様にお知らせいたします。

Compuware〔注1〕は、台湾に本社を置く高効率電源ソリューションメーカーです。AI サーバー、HPC、次世代データセンター向けに、PSU、Power Shelf、BBU Shelf 等を展開し、80PLUS Titanium 及びRuby 認証を取得した製品を有しています。
AI サーバーの高性能化に伴い、データセンターでは、ラック当たりの消費電力が急速に増加しています。例えば、NVIDIA のGB200 NVL72 では、ラック全体の消費電力が約120kW に達します。
このような高密度のAI インフラを安定的に稼働させるためには、単に電力を確保するだけでなく、高効率な電力変換、安定した電力供給、停電時のバックアップ、冷却等を一体として考えることが不可欠です。そのため、Power Shelf、PSU、BBU 等の電源システムの重要性が、これまで以上に高まっています。
Compuware は、こうした高効率・高密度の電源分野において優れた製品と技術を有しており、同社との協業は、当社グループが進めるAI データセンター事業にとって、大きな力になると考えています。
また、当社がCompuware から受けた説明によれば、同社の製品は、世界的にAI インフラ事業を拡大しているNebius Group N.V.(以下「Nebius」といいます。)のAI インフラにも多数採用されており、Compuware とNebius は、AI データセンター向け製品の供給等を通じて協業関係にあります。
Nebius〔注2〕は、NVIDIA のGPU を活用した大規模なAI インフラを米国及び欧州を中心に展開しており、2026 年3 月には、日本を含むアジア太平洋地域における商業展開を本格化する方針を発表しました。
Nebius が世界各地でAI インフラを拡大する中、こうしたAI インフラを支える製品の供給実績を有することは、Compuware の技術力、製品性能及び供給力を示すものと考えています。

当社グループは、「伊賀忍者エナジーAI データセンター」をはじめとする日本国内のプロジェクトに加え、マレーシアをはじめとする東南アジア地域においても、AI データセンター事業の展開に向けた計画を進めています。
アジア太平洋地域では、AI の普及に伴って計算処理能力への需要が急速に拡大する一方、電力、冷却設備、通信環境、サーバー機器の調達等が、AI データセンターを実現する上での大きな課題となっています。
Compuware との戦略的パートナーシップを構築することにより、Nebius のような世界的なAI クラウド事業者への製品供給実績と、そこで培われた技術力及び供給体制を、当社グループが日本国内及び東南アジアを含むアジア太平洋地域で進めるAI データセンタープロジェクトに活用できるものと考えています。
今後は、Compuware との協業を通じて、電力効率、安定性及び拡張性に優れたAI データセンター基盤を構築し、国内外のAI クラウド事業者やデータセンター利用企業から選ばれる環境を整えてまいります。
なお、現時点において、当社とNebius との間に、直接の協議、接触又は契約関係があるものではありません。

こうした取組みを通じ、日本国内及び東南アジアを含むアジア太平洋地域における当社グループのAI データセンター事業の発展につなげてまいります。

北浜キャピタルパートナーズ株式会社
代表取締役社長兼COO  平 岡 佳 明

〔注1〕
Compuware Technology Inc.は、2004 年に設立され、台湾・新北市に本社を置く高効率電源ソリューションメーカーです。
AI、HPC、データセンター、ネットワーク及び通信分野向けに、PSU、Power Shelf、BBU(Battery Backup Unit)Shelf 等を展開しています。80 PLUS Titanium 及びRuby 認証を取得した製品を有し、高効率・高密度の電源ソリューションを提供しています。

〔注2〕
Nebius Group N.V.は、オランダ・アムステルダムに本社を置き、米国NASDAQ 市場に上場する、AI クラウドを中核事業とする技術企業です。AI モデルの開発、学習及び運用に必要となるGPU 計算基盤、ストレージ、クラウドサービス等を提供しています。
Nebius の前身であるYandex N.V.は、2024 年7 月にロシア事業の売却を完了し、同年8月にNebius Group N.V.へ社名を変更しました。その後、同年10 月にNASDAQ 市場における株式の取引を再開しています。
2026 年3 月には、アジア太平洋・日本地域の責任者を任命し、日本を含むアジア太平洋地域での商業展開を本格化する方針を発表しました。
同月、NVIDIA がNebius に20 億米ドルを出資するとともに、AI ファクトリーの設計・構築やAI クラウド基盤の拡大等に関する戦略的提携を行うことが発表されました。
また、Nebius は、Microsoft との間で長期のAI インフラ供給契約を締結しているほか、Meta Platforms との間でも大規模なAI インフラ供給契約を締結しています。
2026 年6 月には、英国の4 拠点においてAI インフラを増強するため、約17 億ポンドを投資する計画を発表しています。
当社がCompuware から受けた説明によれば、Compuware のAI データセンター向け製品はNebius のAI インフラにも多数採用されており、両社は、AI データセンター向け製品の供給等を通じて協業関係にあります。
ただし、現時点において、当社とNebius との間に、直接の協議、接触又は契約関係はありません。

以上、平岡社長からのメッセージでした。
今回の台湾出張におけるこのほかの協議内容についても、公表できる段階になりましたら、改めてお伝えいたします。

引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます。

北浜キャピタルパートナーズ株式会社
代表取締役会長兼CEO   前 田 健 晴