投資について

皆様、おはようございます。
先週の会長レポート「日本におけるデータセンター事業の展開課題と当社の取り組み」について、多くの株主の皆様から、非常にわかりやすかったとのお声をいただきました。ありがとうございます。
今後も、私たちの取り組みや考え方について、皆様にご理解を深めていただけるよう、できるだけ分かりやすく、お伝えしてまいりたいと思います。今日は、「投資について」の考え方をお伝えします。

いま注力している領域
当社は、投資事業を中心として事業展開をしており、「データセンター」「クリーンエネルギー」「人財育成」などに注力しています。

投資の「3つの段階」
投資対象は、大きく次の3段階に分けて考えます。

  1. 「資産」への投資
  2. 「事業」への投資
  3. 「企業」への投資

例えば、不動産の場合は、このようになります。

  1. 「資産」: マンション1室に投資
  2. 「事業」: マンション開発事業に投資
  3. 「企業」: マンション開発を行う会社の株式に投資

当社のデータセンター事業の場合

  1. 「資産」: データセンターシステムへの投資を開始
  2. 「事業」: データセンター開発事業への投資を開始
  3. 「企業」: (将来)データセンター事業を展開する企業に投資を検討

※例えば、EPS企業やアグリゲーター企業に投資を検討

収益の「3つの柱」
投資事業の収益は、一般に次の3つで構成されます。

  1. アレンジメント・フィー(取り組み時の手数料)
  2. インカム・ゲイン(投資期間中の収益)
  3. キャピタル・ゲイン(投資対象売却時の値上がり益)

例えば、不動産ファンド事業の場合は、このようになります。

  1. 組成時:アレンジメント・フィーを獲得
  2. 運用中:賃料収入・配当等からインカム・ゲインを獲得
  3. 売却時:不動産売却益としてキャピタル・ゲインを獲得

当社のデータセンター事業でも、現時点では未だ準備段階ですが、事業が動き始めれば、上記3つの収益の獲得機会が多々あり、私自身、非常に楽しみに思っております。

私たちの投資規範—「収益性・安全性・社会性」
私たちが進める投資事業にとって大切なのは、投資規範です。

①「収益性」、②「安全性」、③「社会性」
この3つが揃っていることを、私たちは、大切にしています。
上場会社として、高い「収益性」を追求するのはもちろん、投資資金を確実に回収できる「安全性」を重視し、加えて「社会性」がなければその事業は長続きしないと考えています。

    ここでいう「社会性」の基準は、「人を大切にする経営学会」会長の坂本光司先生が提唱されている「5人を大切にする経営」の基準(①社員と家族 ②取引先と家族 ③今と未来のお客様 ④地域社会(とくに高齢者・障がい者)⑤株主)と同じです。
     これらの原則をぶらさず、投資事業を着実に進めてまいります。

    結びに
    新体制から2年、株主の皆さまの層も広がっております。2年前の当時、約1万人の株主様がいらっしゃいました。先月には、7万人を超える株主の皆様に支えられるまでになっております。
    当社のことをご支援して頂いている株主の皆様に報いるためも、私たちは、一歩一歩、確実に積み上げていきます。引き続き、皆様、何卒よろしくお願い申し上げます。

    2025年10月27日
    北浜キャピタルパートナーズ株式会社
    代表取締役会長兼CEO   前 田 健 晴