皆様、おはようございます。
いよいよ10月を迎える週となりました、当社は2026年3月期の“後半戦”に入ります。ここまで多くの皆さまに支えていただき、一歩一歩前進してまいりました。本日は、その歩みを振り返りつつ、これからの道筋をお伝えいたします。

2024年、当社は三重県伊賀市に約27万㎡の土地を取得し、データセンター事業の構想を進めてまいりました。これは2027年度の稼働を目指すプロジェクトであり、単なるハードインフラではなく、再生可能エネルギーと最先端冷却技術を融合させた「環境と調和する社会基盤」を実現するものです。既存のエネルギー需給に極力負担をかけないことを基本方針とし、敷地内の太陽光発電と蓄電池を組み合わせ、昼夜を問わず安定した電力を供給できる仕組みを整えてまいります。
同時に、AI時代を支えるGPUサーバーでは、台湾Ablecom社との協業を通じて液浸冷却方式を導入。東北大学との共同試験も開始し、国内外の知見を結集しながら「世界に誇れるデータセンター」の実現に挑戦しています。こうした挑戦は、環境負荷の低減と同時に、成長するAI需要を支える重要な役割を担います。
さらに、人材育成にも力を注いでおります。延岡学園と協働した「テックリート」プログラムを通じて、次世代のIT人材を育成し、全国に広げていくことを目指しています。ハードと人材、この両輪が揃うことで、持続的な事業運営が可能となります。
また、全国での太陽光発電や蓄電所の開発など、環境インフラの整備も着実に進めてまいります。これらはすべて将来のデータセンターを支える基盤であり、環境とデジタル社会の調和を形にする取り組みです。
2025年9月現在、当社は基盤整備から実証、そして事業提携へと段階的に歩みを進めております。「社会に必要とされるデジタルインフラを、環境と共生しながら実現していく」――これこそが私たちの使命であり、未来への責任です。
これからも北浜キャピタルパートナーズは、技術と環境の調和を原動力に、皆さまと共に新たな価値を創造してまいります。どうぞ引き続きご期待ください。
北浜キャピタルパートナーズ株式会社
代表取締役会長兼CEO 前田 健晴